大腸ポリープ 消化器症状 病気のガイド

病気のガイド

ポリープ/ポリポージス

1.ポリープとは

ポリープとは「蛸(たこ)」や「ハナタケ」を意味します。大腸粘膜からキノコのように飛び出したものをイメージしてください。ポリープという名は、そんな形についた名前で、その中身が、がんか良性の腫瘍かは別問題です。ポリープが消化管の中に100個以上できた場合にポリポージスと呼ばれますが、血縁にポリープやがんの人がいるかどうかが問題になることがあります。

2.良性か悪性かの判定

大腸ポリープの約1割はすでにがん化しており、また、がんでなくても将来がん化する危険性が高いものも約1~2割あることがわかっています。「がんらしい」あるいは「近い将来がんになる危険性が高い」ということは、外観(大きさ、形、色調、個数など)から判断できます。そんなポリープは内視鏡検査時に切除します。切り取ったポリープを顕微鏡で検査して良性か悪性かを最終的に診断することになります。

3.治療

治療の基本は内視鏡による切除です。ごくまれに腸に穴があく、出血するなどの合併症はありますが、慎重に行えばまず安全に行えます。主治医とよく相談してください。
内視鏡治療できちんと取れれば、良性のものはもちろん、悪性であっても粘膜内にとどまっているものであれば治療は完了です。
切除したポリープを顕微鏡で調べ、がんが粘膜より深い層に及んでいるときは手術が必要なことがあります。頻度は低いですが、そのようなポリープには大腸のまわりのリンパ節に転移している可能性があるからです。手術を安全にできるかどうかは身体の状態にも関係しますので、主治医の先生とよく話し合って決めてください。

4.ポリープをとった後の注意

顕微鏡検査で腫瘍性のポリープだった場合には、そのポリープとは別の場所にあらたにポリープやがんができる危険性が多少ありますので、定期的に内視鏡検査を受けるようにしてください。検査の間隔は症例によって異なりますので、主治医の先生の指示に従ってください。
最近、ポリープ状でない表面型早期がんが多く見つかるようになりました。定期的な検査でポリープと表面型早期がんを見つけてもらいましょう。

5.日常における注意

便秘や血便の人は早めに大腸の検査を受けてください。症状のない人も、定期的に便潜血検査を受けるようにしましょう。予防は、食事の脂肪分を控えること、繊維分をよくとり便通を整えることです。