会社沿革 ~杏(あんず)から始まった社史~

dozo1

千曲市 森の杏(あんずの里:「ひとめ10万本」の広大なあんず畑)
今から約350年前の元禄時代の天和年間(1681~1683年)、伊予宇和島藩二代藩主 伊達宗利公の息女「豊姫」が松代藩三代目藩主 真田幸道公の正室として輿入れの際、故郷を偲び国許より取り寄せた杏の苗木を千曲市森地区に植え付けたことに端を発する。
また、毎年4月前半には「あんずまつり」が開催され、約20万人以上の国内外の観光客で賑わう。2013年には天皇・皇后両陛下もご訪問なされた。
平成13年度の森地区での杏の生産量は661トンで、長野県全体で取れる杏の生産量1,330トンの約50%を占め、依然として全国一の杏の生産量を誇っている。
なお、徳川幕府にとって逆賊となった真田幸村(信繁)公の二男の大八をかくまった東北の雄 伊達政宗公の長男が伊達宗利公である。
そのような歴史的背景から、千曲市と宇和島市は現在でも姉妹都市でもある。
「豊姫」の望郷の念から持ち込まれた杏が、4月には多くのお花見の観光客を魅了し、また6月に採れる杏の果肉は、食品加工会社を始めとした地域産業の礎となっている。
私たちの社史もまた杏の種の「杏仁」から始まった。

1949年
寿製薬株式会社設立。主に生薬由来の医薬品(杏仁水、ロート・エキス、セネガ・シロップなど)を製造・販売
kyoninsui_color(オリジナル) 杏仁水
1956年
欧米にルチンを輸出
1959年
創立10周年
1965年
合成医薬品の製造・販売を開始
1968年
内閣総理大臣表彰を受賞しました。
1969年
創立20周年
・新開発品:胃炎・潰瘍治療剤「マーズレン- S顆粒」国内発売

発売当時の広告
・弊社 社長の冨山 節が法務大臣表彰を受賞しました。
1978年
・GMP (Good Manufacturing Practices) による製剤工場完成
・総合研究所第一期工事完成
GMPkozyo rakusei syukugakai(サイズ変更3) 
・弊社 社長の冨山 節が薬事功労者として長野県知事表彰を受賞しました。
麦滋林(中国)
麦滋林(中国)
GLUTAZENE(インド)
GLUTAZENE(インド)
アズロキサ顆粒(韓国)
アズロキサ顆粒(韓国)
1979年
創立30周年
1982年
弊社 社長の冨山 節 叙勲
1984年
マーズレンS配合顆粒が、医科向け医薬品の銘柄別売上高順位1位となる。
1987年
総合研究所第二期工事完成
1989年
・創立40周年記念誌「鳳雛(ほうすう)」発刊
・RI(ラジオアイソトープ)研究施設完成
1990年
中国において胃炎・潰瘍治療剤「麦滋林」(マーズレン- S顆粒)発売
1993年
GMP第二製剤工場完成
1999年
創立50周年
・弊社 社長の冨山 剛が薬事功労者として厚生労働大臣表彰を受賞しました。
2000年
インドにおいて胃炎・潰瘍治療剤「GLUTAZENE」(マーズレン- S顆粒)発売
2001年
新開発品:胃潰瘍治療剤「アズロキサ顆粒(エグアレン)」国内発売

アズロキサ顆粒(日本)
2003年
速崩壊性の錠剤「マーズレンES錠」国内発売
2004年
・韓国において、胃潰瘍治療剤「アズロキサ顆粒(エグアレン)」発売
・医薬品医療機器総合機構からのGCP (Good Clinical Practices) 査察を受け適合
2005年
合成原薬についての海外当局査察を受け適合
2006年
「アズロキサ顆粒(エグアレン)」について医薬品医療機器総合機構からのGPMSP (Good Post-Marketing Surveillance Practices) 査察[市販後調査]を受け適合
2008年
・速崩壊性の錠剤「マーズレン配合錠0.5ES」国内発売
・アズロキサ顆粒2.5%の効能・効果が「H2受容体拮抗薬との併用」に拡大
2009年
創立60周年
・速崩壊性の錠剤「マーズレン配合錠0.375ES」国内発売

マーズレン配合錠1.0ES、0.5ES、0.375ES
2010年
米国化学会(ACS)の医薬品化学部会にてコレステロール吸収阻害剤KT6-971の招待講演を行う
2011年
胃潰瘍治療剤「アズロキサ錠15mg」国内発売

アズロキサ錠15mg
2012年
コレステロール吸収阻害剤KT6-971の開発番号をS-556971に変更しました。
2013年
新規2型糖尿病治療薬/SGLT2阻害剤イプラグリフロジン(アステラス製薬と共同開発)を国内承認申請しました。
2014年
新規2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤「スーグラ錠」(アステラス製薬と共同開発)が国内で製造販売承認を取得し、薬価収載され、発売しました。
スーグラ錠25mg、50mg
スーグラ錠25mg、50mg
2015年
・新規2型糖尿病治療薬/選択的SGLT2阻害剤「スーグラ錠」(アステラス製薬と共同開発)が韓国で製造販売承認を取得し、薬価収載され、発売しました。
マーズレンS配合顆粒の分包デザインと包装材料を変更しました。cameraicon
・アステラス製薬との共同研究で見出されたASP2215(gilteritinib)が、10月27日に厚生労働省より、初めての「先駆け審査指定制度」の対象品目として指定を受けました。
弊社 代表取締役社長の冨山と研究所の野田課長が、日本薬学会医薬化学部会主催による第33回メディシナルケミストリーシンポジウムで、「SGLT2選択的阻害剤の創薬研究~新規経口血糖降下薬スーグラ™の創製~」で医薬化学部会賞を受賞しました。pdficon_17
2017年
・選択的SGLT2阻害剤「スーグラ錠」(アステラス製薬)とDPP-4阻害剤「ジャヌビア錠」(MSD)の配合剤(アステラス製薬およびMSDとの共同開発)を国内承認申請しました。
・ギルテリチニブ(白血病治療剤)が、2017年7月にFDA(米国食品医薬品局)から「オーファンドラッグ指定」を取得しました。
・ギルテリチニブ(白血病治療剤)が、2017年10月にFDA(米国食品医薬品局)から「ファストトラック指定」を取得しました。
弊社 取締役相談役の冨山 剛が紺綬褒章を受賞しました
2018年
選択的SGLT2阻害剤イプラグリフロジンL-プロリン日本での1型糖尿病の効能・効果追加申請pdficon_17
・ギルテリチニブ(白血病治療剤)が、2018年1月にEC(欧州委員会)から「オーファンドラッグ指定」を取得しました。
・中国へ輸出中の胃炎・潰瘍治療剤マーズレン-S顆粒(中国名:麦滋林TM)が中国国家食品薬品監督管理総局(CFDA)から国際参考商品と独創的輸入商品に認定されました。
・ギルテリチニブ(白血病治療剤)が、2018年3月に厚生労働省から「希少疾病用医薬品指定」を取得しました。
・2型糖尿病治療薬配合剤「スージャヌ®配合錠」が、日本における製造販売承認を取得しました。
SUJANU_2
スージャヌ®配合錠
・FLT3/AXL阻害剤ギルテリチニブを、FLT3遺伝子変異陽性急性骨髄性白血病の治療薬として2018年3月に日本で製造販売承認申請しました。


2015110509桜①桜②

本社屋上から観た北アルプス
本社屋上から観た北アルプス
神農(しんのう)
神農(しんのう)

今から4000年~5000年前の古代中国に存在したと謂われる神話時代の皇帝で、薬の神様である「薬祖神」として今なお信仰されている。
また神農の名は、個々の生薬の薬効について記されている世界最古の薬草書「神農本草経」に冠されている。なお「神農本草経」では、1年の日数である365種類の植物・動物・鉱物が薬として記載されており、人体に作用する薬効の強さによって、下薬(げやく125種類)・中薬(ちゅうやく120種類)・上薬(じょうやく120種類)(下品・中品・上品ともいう)と3つに分類されている。

薬研(やげん)
薬研(やげん)

漢方薬の薬種(草・根・木、動・鉱物質)を細粉にするために用いられる器具で「くすりおろし」ともいう。

薬箪笥(くすりだんす)
薬箪笥(くすりだんす)

薬剤を入れて置くのに用いた小さい抽斗(ひきだし)が沢山ある箪笥。 薬味箪笥、百味箪笥とも言う時代家具。
それぞれが使い勝手がいいように特注した箪笥であるため、定型は決められていなく、世界に一つしかない。
いずれも弊社所蔵。